脂肪肝が元に戻るためには?

脂肪肝が元に戻る年数、期間は?

 

脂肪肝は、必ず回復できますが、今日明日で、改善できるものではありません。しかし、脂肪肝の改善は、決して、難しいものではありません。アルコール性の脂肪肝の場合は、禁酒をすることで、早ければ1か月、遅くても3か月程度でこれらの数値がほぼ元に戻ると言われています。

 

もしも、脂肪肝を放置すると手遅れになる?

 

脂脂肪肝を放っておくと、肝がんになることがあります。そのため、脂肪肝の予防や早期発見が大切になります。脂肪肝を理解し、予防や早期発見に繋げましょう。今まで、脂肪肝の症状について紹介してきました。脂肪肝を放っておくと、肝硬変、肝がんへと症状が悪化してしまいます。肝臓は「沈黙の臓器」と言われて、肝臓の状態が悪化しても、ほとんど自覚症状がありません。肝臓の異常に気づいた時には、手遅れの場合がほとんどです。そのため、自覚症状がなくても、定期的に血液検査などを行い、脂肪肝の早期発見や予防に繋げましょう。

 

非 アルコール性脂肪性肝炎(Non-Alcoholic Steatohepatitis,NASH:ナッシュ)の治療

 

非 アルコール性脂肪性肝炎の治療ですが、現在NASHに対して有効な治療法は残念ながら確立した ものはありません。運動と食事療法が何より重要です。つまり、食事はなるべく 脂肪分が少ない食事で腹8分目にして、運動を継続して行なうことが基本です, 加えて肝庇護剤の内服や、場合によっては強ミノの注射、徐鉄として瀉血を施行 したりすることがあります。まわりで脂肪肝といわれる方がおられたら、肝硬変になる可能性もあることを 認識して主治医の先生にご相談するようにお勤め下さい。

 

体質改善のために、食生活などの生活習慣の見直しと運動により脂肪肝の悪化を防ぐ

 

脂肪肝を治すには、単に痩せるだけのダイエットではいけないと言われています。それは、肝臓に負担をかけるからです。ただ単に体重を減らすのではなく、体脂肪を減らすことが重要です。

 

単に痩せるだけではだめ、極端な食事制限は、かえって脂肪肝にはNG

 

脂肪肝を治すためには、肝臓への負担を減らすことが第一です。そのためには、体脂肪をエネルギーとして使うことを意識すると良いでしょう。体脂肪を減らすことで、肝臓への負担も減り、脂肪肝の回復に繋がります。ドクターや栄養士などの指導を受けていない極端な食事制限ダイエットや、ハードな運動による減量方法は効果が出るどころか、かえって危険を招きかねません。なぜなら、肝臓は体内のエネルギー源が不足すると、まず蓄えていたグリコーゲンを分解して糖に変え、エネルギーにします。しかし、それでも不足していると、肝臓自身のタンパク質を分解して糖を作り出す「糖新生」という反応を起こします。

 

これは、肝臓に大きな負担がかかり、まさに「身を削って」機能している状態です。エネルギー源の摂取を減らしても、脂肪肝の原因となる中性脂肪だけを分解させるということはできないのです。

 

ダイエットのポイントは「食事」と「運動」

 

週2日以上の休肝日とバランスの良い食生活

 

肝臓に「身を削らせない」ようにダイエットをするには、以下のようなポイントを押さえた食生活を送ることが大切です。

 

  • 体重・体脂肪率を適正な状態でキープ
  • 脂肪と糖質の摂取は控えめに
  • 魚、大豆、卵など良質のタンパク質を摂る
  • 食物繊維、ビタミン、ミネラルもバランスよく摂る
  • アルコールは節度を守って適度に

 

日頃の食生活では、良質のタンパク質を十分に摂取しつつ、脂肪や炭水化物を控えめに。アルコールは、週2日以上の休肝日をとり、自分の体質やその日の体調と相談して適量を楽しむようにしましょう。

 

特に、炭水化物については注意しないといけません。炭水化物を摂取すると、その中の糖質が中性脂肪になり、この中性脂肪の余りとが肝臓に張り付いていくからです。だから、痩せた方でも脂肪肝になる人は多いのです。

 

今日から始めたい有酸素運動

 

食生活に気を付けるとともに、運動も続けていくことで体脂肪を減らし、肝臓の負担を減らすことができます。脂肪肝を改善するためには、以下のポイントを押さえた運動を続けることが大切です。

 

  • 理想は毎日20分以上の有酸素運動
  • 最大運動強度の60〜70%程度の運動療法
  • 週3回以上、1日の運動を数回に分けて行っても効果はある

 

最大運動強度の60〜70%程度とは、運動をしているときに「ややきついと感じるが、息が切れるまでではない」状態が目安です。少し汗をかき、いつまでも続けられる運動、例えば、ウォーキングやサイクリング、スイミングなどがオススメです。この有酸素運動は、高脂肪な食事などで肝臓に脂肪の付いた方には有効です。しかし、糖尿病や高血圧といった合併症を持つ方や、肥満度が極端に高い方には適しませんので、ドクターと相談することが必要です。